2011年 05月 25日
傷 |
最近 この革 で製作することが多いので、少し解説を。
この革で制作された商品は、
通常ガラスケースの中に入っていて
店員さんにお願いすると白い手袋をして
恭しく出してくれる、そんな革なのです。
tanato の製品がお店でどのような
扱いなるのかは分かりませんが(笑)
「上品な艶と経年変化が美しい」とか
今回は置いておいて、タンニン鞣しの中でも
かなり傷に強い革だということ。
傷に強いと言っても傷がつかない訳ではなく、
消えるのですね。

最近 サンプルとして私が使っている財布に
爪で傷を付けてみました。

柔らかい布でゴシゴシしてやるとこんな感じ。
だけど、これだと写真の上下をひっくり返すと
チョット嘘臭いですよね? やっぱり ・・・・・

さっきより力強くグイッと爪で傷を付けて

半分だけ柔らかい布でゴシゴシ

さらに残りもゴシゴシ
拡大してよく見ると
少し傷痕が残っていますが、殆ど消えました。
ク~ゥゥゥッ 素晴らしい!
わざわざ布で擦らなくても
バックやポケットの中で色々な物と擦れて、
画像と同じ様に傷は薄れて行きます。
この革程ではありませんが、
タンニン鞣しの革にはこんな性質があります。
余り気にせずドンドン使う のが一番です。
使っていればカビも生えて来ません!
by tanato16
| 2011-05-25 08:13
| 革
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